「人にも地球にも優しい「脱炭素」は可能か!?」

脱炭素に向けた動きが世界で加速しています。150を超える国と地域が2050年などに年限を区切ってカーボンニュートラルの実現を表明し、脱炭素に関する国際的なルールが次々に作られています。
また金融面でも、ESG(環境・社会・統治)を掲げた投資が拡大を続け、企業は気候変動対策をはじめとする様々な取り組みについて、情報開示を求められています。

しかし…。「脱炭素」は必ずしも世界の潮流ではありません。
米国のバイデン政権はEV=電気自動車の普及促進など脱炭素に熱心ですが、相対する共和党陣営は脱炭素無用論を唱えています。
世界地図上で俯瞰しても欧米は脱炭素に前向き、途上国は後ろ向きです。

私たちはミライに向けて何を選択すべきなのでしょうか…。「脱炭素」に取り組む人々の姿を取材しつつ、賛否ある脱炭素について、改めて、冷静かつ公平に、その意義や必要性について考えます。
また、日本の企業がESGに取り組む意義についても、社会や投資家の視点から考えます。