「婚活をしようと思うんだけど・・・」番組スタッフに連絡をしてきたのは、5年前に「クズ芸人」と呼ばれ、
所属していたワハハ本舗を“クビ”になったお笑いコンビ「ガッポリ建設」の小堀敏夫(57歳)だ。
トレードマークはジャイアンツの帽子、家賃3万2000円の安アパートに暮らしながら“ギャラ飲み”と借金で、その日暮らしの日々。
芸を磨く努力は皆無で、ネタ見せをサボり、パチスロに興じる小堀をワハハ本舗主宰の喰始(たべ・はじめ)は「クズ芸人」と呼んだ。
あれから5年・・・57歳になった小堀は、相変わらず“ギャラ飲み”で生計を立てていた。
お笑い芸人としての活動は、月に1回のお笑いライブだけ。父親を亡くし、母親も寝たきり状態、還暦が近づく中で老後が不安になり「結婚がしたい」と思い始めたという。
「お金持ちの女性と結婚して養ってもらいたい」という小堀は結婚相談所に入会を決め、婚活をスタート。
婚活アドバイザーの手ほどきで身なりを整えた小堀は、次々とお見合いを成立させていくのだが・・・
張り切ってお見合いの場に臨むものの、会話は、どこまで本当かも分からない小堀の話ばかり。
「ガッポリ建設」の名を出せば、自身が「クズ芸人」であることがバレてしまう。
結果、お見合いした女性たちからは「お断り」されることが続き、結婚相談所の会費も支払えなくなった小堀は次第に人生の窮地に追い込まれていく・・・